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東京をアジアの金融ハブへ(6)

金融都市東京

香港って官民が仲良いんですね

こんにちは。香港在住弁護士のマイクです。

さて、香港に本社機能を移し香港弁護士と議論した結果、香港で投資判断を行うために日本でいう投資顧問業のライセンスを取得することになり、3ヶ月くらいで特にトラブルもなく完了しました。少し話が飛びますが、その後しばらくして、香港のファンド協会から定例ランチに参加してスピーチしないかという声がかかりました。なんでも、PEファンドに対する税制改正を受けて実際に香港に移ってきたPEファンド第一号なのだそうです。ならば喜んで、とスピーチしに行ったのですが、そこにきているメンバーがファンドマネージャー、法律事務所パートナー、会計事務所パートナーがいるのはもちろん、金融庁の局長級クラスの要人も参加していて、しかも皆まるで大学の同窓会に集まっているかのように和気あいあいとしているんですね。話を聞けば、香港で業務が難しかったPEファンドマネージャーを呼び込むために何が必要かを法律事務所、会計事務所のパートナーたちが積極的にロビイングした結果、その要請が通って税制改正がされたのだとか。そこには官民あげて香港でのファンドビジネスを発展させるために何をすべきかを真摯に考えている姿勢が伺えました。敵対する関係どころか、強力なビジネスパートナーといった印象ですね。なので、その成果を聞けるとあって、皆私のスピーチを楽しみにしていたようです。スピーチは、日本の監督官庁と金融機関は刑事と被疑者のような関係で強い緊張関係にあること、規制や税制は硬直的で日本でビジネスを完結させるのは無理であること、香港に移って満足していることなどを話して、盛大な拍手をもらいました。

香港ではビジネスを行う業者とそれを監督する当局が香港でのビジネスを発展させるという同じ目標に向けて協力しあっている、そのことだけで心底羨ましいと思いました。それに引き換え日本は、と嘆き節が長くなりそうですが、これは次回、我慢して聞いてください。

では、また次回。